一言ままフレーズLesson#8: 初対面の人に”Nice meeting you”と言われた時の自然な返し方

一言ままフレーズLessonにようこそ!英語コミュニケーションコーチのKeikoです。

『ままフレーズ』は一語一語に分解せず、かたまりで「そのまま」覚える英語フレーズです。英語ネイティブスピーカーの発言の多くは『ままフレーズ』で成り立っています。そのため『ままフレーズ』のレパートリーを増やすことでfluencyがグンとアップし、自分の気持ちに1番忠実な表現を選びながら英語でのやり取りができるようになります。

「一言ままフレーズLessons」ではネイティブスピーカーがプロフェッショナルの場で実際に使う英語フレーズを厳選してお届けします。「英語で仕事がデキる!」ハイパフォーマーを目指し、一緒にしっかり口を動かしてアウトプットをしましょう!

P.S.「一言ままフレーズLessons」はすべて英語で行われます。毎日の生活で英語環境を作るのはなかなか難しいと思います。ぜひ英語脳を活性化し、英語のリスニング力・理解力・スピーキング力を鍛える機会にしてください。

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今週のTarget Expression

今週の「一言ままフレーズLesson」で受け答えの仕方を学ぶTarget Expressionは:

Nice meeting you.

shaking hands

誰かと初めて出会って軽く会話を交わした後、別れ際に使われる表現です。

一般的に、”Nice to meet you”は初めて会ったその瞬間、 “Nice meeting you”は会話の終わりに使われます。詳細は 動画「一言ままフレーズLesson」 をチェック!

ここで知っておくといいのは、初対面の人との会話の終わりにネイティブスピーカーは必ず”Nice meeting you”かそれと似た表現を言うということです。それがマナーであり、文化の一部でもあると言えます。人と会った時に自然と”Hi, how are you?”が出てくるのと同じですね(『”How are you?” と聞かれたときの”I’m fine, thank you. And you?”以外の答え方』はこちら)。

初めて出会った人とせっかく楽しい会話ができても、何も言わずに別れてしまっては悪い印象を与えてしまいます。出会えてうれしい気持ちを素直に伝えることで、その後も相手とよい関係を築いていくことができます。

では、”Nice meeting you”と言われた時、あなたなら何と返しますか?

日本語脳的な受け答え

初対面の人との会話の終わりに”Nice meeting you”と言われた時、おそらく1番最初に頭に思い浮かぶのは、この表現でしょう。

それは …

“Nice to meet you, too.”

誤解のないように言っておきますが、”Nice to meet you, too”は間違いではありません。丁寧で礼儀正しい表現ですし、他に何と言っていいかわからなかったらぜひ”Nice to meet you, too”と言ってください。無言でいるのよりもその方が何倍もフレンドリーです。

でも相手・状況・伝えたい気持ちに関わらず、いつも”Nice to meet you, too”だけでは味気ないですよね。特に英語でハイパフォーマーを目指すあなたはぜひここで、”Nice to meet you, too”以外にもネイティブスピーカーが使う自然な表現を学んでください!

今週の3つの一言ままPhrases

ここでは動画 「一言ままフレーズLesson」でカバーした3つのままフレーズをおさらいします。発音練習は動画で☆

一言ままフレーズ#1:

It was very nice meeting you.

お決まりの”Nice to meet you”に形は似ていますが、記憶に残っているフレーズをただ口にするのと、心を込めて自分の気持ちを言葉にするのでは伝わり方がまったく違います。”Very”の部分を強調しながら、あなたに会えて本当にうれしいという気持ちを込めて言ってみましょう。

一言ままフレーズ#2:

It’s been a pleasure.

「あなたと会えて会話を交わした時間が”pleasure”、つまり楽しい時間だったよ」ということを伝える表現です。”Pleasure”という単語自体にフォーマルな響きがあるので、職場で上司や同僚にプロフェッショナルな印象を与えたい時にぴったりです。

“Been”の発音と”been a”のリンキングに注意をして練習してみましょう。

一言ままフレーズ#3:

Likewise.

最後は日本人にはあまり馴染みのないフレーズかもしれません。

“Likewise”は、相手が言ったことに同感するときに使う表現です。例えば”Have a nice weekend.”に対しての”Thanks. Likewise.”だったら”You have a nice weekend, too.”という意味。”I’m not happy with the new policies.”に対しての”Likewise. I might talk to Dan about it.”だったら”I’m not happy, either.”ということです。そのため”Nice meeting you.”に対する”Likewise.”は”Nice meeting you, too.”という意味になります。内容は何であれ、相手が言ったことに対し「自分も同じように感じる」という思いを伝える働きをするのがLikewiseです。

Extra一言ままPhrases

最後に動画ではご紹介できなかった、「会えてよかった」気持ちを伝える追加の一言ままPhrasesをご紹介します。

まずは

It was great/lovely/wonderful meeting you.

先に出てきた”It was nice meeting you.”と同じ形ですが、ここでのポイントは、”nice”以外にも様々な形容詞が使えるということです。その中でもgreat, lovely, wonderfulはよく使われるので覚えておくとよいでしょう。

“Lovely”はオーストラリア人の親しい友人(女性)がよく使っており、素敵な響きがして個人的には好きです。でもイギリス・オーストラリアで使われることの方が一般的で、アメリカ人男性はあまり使わないようです。

時代によって受け取られ方も変わってくるかもしれないですけどね。

次のフレーズは、

It was great to finally meet you.

“Finally”が入っていることから、「(これまで会えなかったけれど)やっと会えた」という気持ちが伝わります。例えば同僚からよく奥さんの話を聞いていて、パーティーでとうとう奥さん本人に会って会話ができた時はまさに、”It was great to finally meet you”ですね。また、メールやLinkedInで長年やり取りを交わしていた相手と実際に会って時間を過ごし、その別れ際に言う表現としてもぴったりです。

このフレーズは”finally”を強調することで、「実際に会いたいという願いがついに叶った」という思いを伝えることができます。Virtual からIn-personに戻りつつある今、使う機会も多くなる表現だと思います。ぜひ練習してみてください。

そして今日のレッスン最後のフレーズはこちら:

I’ve enjoyed meeting you.

「あなたと出会った時間を楽しみました」という率直な表現です。”Meeting you”を”talking to you” や”chatting with you”に置き替えることもできます。

”Nice meeting you”は形式的な表現なので、このようにちょっと違う表現を使うことで、自分の感情を正直に相手に届けることができます。

まとめ

いかがでしたか?

第一印象は大切とよく言われますが、最後の印象も実はとても大切です。”Nice meeting you.”に対して何も言わなかったり、目を合わさず無表情で”Nice meeting you.”と返したりすれば、「何かマズイことを言ったかな?」「楽しくなかったのかな?」「この人は親切じゃない」と誤解されてしまうかもしれません。人との出会いは一期一会。相手と出会えたこと、お互いを知り合えたこと、会話を交わして一緒の時間を過ごせたことに感謝の気持ちを込めて、今回学んだままフレーズを言ってみてください。きっと相手の心に届くはずです。もし今回のままフレーズを使ってみて新たな発見やうれしい出来事が起きたら、ぜひ教えてくださいね。お待ちしております^^!

See you in the next Lesson!

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