視覚資料を使った英語プレゼン(1):特定の位置に注目してもらう時に役立つ英単語とフレーズ(一言ままフレーズLesson#6)

プレゼンテーション

一言ままフレーズLessonにようこそ!英語コミュニケーション講師のKeikoです。

『ままフレーズ』は一語一語に分解せず、かたまりで「そのまま」覚える英語フレーズです。英語ネイティブスピーカーの発言の多くは『ままフレーズ』で成り立っています。そのため『ままフレーズ』のレパートリーを増やすことでfluencyがグンとアップし、言いたいことが的確にスラスラと口をついて出てくるようになります。

「一言ままフレーズLessons」ではネイティブスピーカーがプロフェッショナルの場で実際に使う英語フレーズを厳選してお届けします。「英語で仕事がデキる!」ハイパフォーマーを目指し、一緒にしっかり口を動かしてアウトプットをしましょう!

パワポを使ったプレゼンで、「スライドの右上のグラフを見てください」といったように特定の位置に注目してもらうことがありますよね。またポスタープレゼンでは特に、ポスター上の様々な場所にちりばめられた情報に注目してもらう必要があると思います。そんな時、日本語だったらさらっと言える「真ん中を見ていただくと○○があります」といった表現も、英語だと言葉が出てこない、なんていうことがありませんか?

しかも色々な言い方があってどれを使ったらいいかわからない!と困惑されているかもしれません。

ご心配なく!今週の「一言ままフレーズLesson」では、まずは位置を示す英単語を確認し、さらにパワポやポスターなどの視覚資料上の特定の位置に注目してもらう英語フレーズをご紹介します。

これで資料を使った英語プレゼンも怖くありません!Let’s get started!

P.S.「一言ままフレーズLessons」はすべて英語で行われます。毎日の生活で英語環境を作るのはなかなか難しいと思います。ぜひ英語脳を活性化し、英語のリスニング力・理解力・スピーキング力を鍛える機会にしてください。

↓↓ Click Play to Start the Lesson! ↓↓

以下は動画「一言ままフレーズLesson」の日本語解説です。最後に追加のままPhrasesがありますので、そちらもチェックしてくださいね。

今週のVocabulary:位置を示す英単語

今週の「一言ままフレーズLesson」では、パワポやポスターなど視覚資料上の位置を示す英単語を学びます。

ではさっそく、パワポやポスターの「真ん中」、「上」、「下」、「左側」、「右側」、「左上」、「右上」、「左下」、「右下」はそれぞれ英語で何と言いますか?

下で答えを見る前にまずは自分で言えるかチェックしてみましょう。

答えは

・・・

・・・

・・・

こちらです!

動画で発音を確認して、繰り返し練習してくださいね。

Area Vocabulary Diagram

ここではよく使われる表現を選びました。人によって表現が変わることがありますが、おすすめは自分が言いやすいものをそれぞれのエリアで一つ選んでしまうことです。そうすることで、他と混ざってわからなくなることもないですし、いつも同じものを使っていれば考えずに口からスラスラと出てくるようにもなります。

もうひとつのアドバイスは、preposition(前置詞)と一緒に覚えてしまうことです。ご覧のように、資料のどこに位置するかによって、prepositionが変わってきます。そのため例えば “bottom”だけ覚えるのではなく、”At the bottom”とかたまりで覚えてしまいましょう。それによって考えなくても正しい文法を使って表現することができるようになります。

PowerPoint

もし、パワポのスライド全体を指して、「8枚目のスライドに」と言いたいときは

“On Slide 8”

のように、”Slide”の次にその番号を言えばOKです。

見てほしい情報がAppendix(補足資料)にある場合は、

“In the Appendix”と言います。

ハンドアウト/プリント

ハンドアウトのページ全体を示すフレーズは:

  • On the front page of the handout
  • On the back of the handout
  • On the [second, third] page of the handout

これで、視覚資料上の位置を示す英単語はばっちりです!

今週の3つの一言ままPhrases:特定の場所に注目してもらう英語表現

パワポやポスターなどの視覚資料を使ったプレゼンで、資料の特定の位置に注目してもらいたいときに役立つ英語フレーズはこちら:

一言ままフレーズ#1:

Please take a look at the X [area].

Xに見てほしいもの、[area]に上で覚えた位置を示す英単語を入れればOKです。「Xを見てください」と言っているので、見てもらったXが何なのかについての説明を続けます。

例)

Please take a look at the data at the bottom of the slide. They show how many jobs have been added over the last year.
(スライドの下のデータをご覧ください。これらはこの1年間に創出された仕事の数を示しています。)

Please take a look at the flow chart on Slide 6. You can see the process we used to select our subjects.
(スライド6のフローチャートをご覧ください。私たちが被験者を選ぶのに使用したプロセスです。)

一言ままフレーズ#2:

If you look at [area], you will see X.

こちらもとてもよく使われる表現です。まず最初に特定のareaに注目してもらい、そこに何があるかを告げる表現です。

例)

If you look at the bottom-left corner, you will see the background of our research.
(左下をご覧いただくと、私たちの研究背景がございます。)

If you look at the back of the handout, you will see a list of our sponsors.
(ハンドアウトの裏面をご覧いただくと、私たちのスポンサーの一覧がございます。)

一言ままフレーズ#3:

Do you see the X [area]?

「Xが見えますか?」と聞くことで、そこに注目をしてもらう表現です。こちらもその直後にそのXが何なのかの詳細を付け加える必要があります。

例)

Do you see the picture in the middle? That’s a 20-times magnified image of the sample.
(真ん中の写真が見えますか?それはサンプルを20倍に拡大した画像です。)

Do you see the pen icon in the top-right corner? That means the slide is still in the drafting stage.
(右上にペンのアイコンが見えますか?そのアイコンがあるときは、そのスライドがまだ下書き段階であることを意味します。)

これらの一言ままフレーズを使う時には、ノンバーバルコミュニケーションを意識的に使うことで、注目してほしいところにしっかり注目してもらうことができます。

注目してほしい時に使えるノンバーバルコミュニケーションの例:

  • 指・レーザーポインターで指し示す
  • そちらに視線を向ける(注意を向ける時のみ)
  • ハンドアウトで見てもらいたい箇所までページをめくる

意図的にノンバーバルコミュニケーションを使うことで、バーバルなメッセージの効果を強化することができます。ぜひやってみてください。

追加のVocabulary:横並び/縦並びの図表に使える英単語

動画ではご紹介できなかった追加のVocabularyをご紹介します。

スライドやポスターなどの視覚資料で図表を使う際に、比較の目的で複数の図表を並べて載せることがあると思います。その場合どうやって一つひとつを説明したらいいでしょうか。

もし図表が横に並んでいたら、

  • on the left
  • on the right

を使います。

例)

If you look at the bottom-right corner, you will see two tables. The one on the left shows … The one of the right indicates …

もし図表が上下に並んでいたら、

  • on the top
  • on the bottom

を使います。

例)

Please take a look at the tables in the center. The one on the top is … The one on the bottom is …

まとめ

いかがでしたか?

パワポを使うプレゼンやポスターセッションでは必ずと言っていいほど、特定の場所に注目してもらう場面があると思います。そんな時に今回ご紹介した位置を示す英単語と注目してもらう英語フレーズを組み合わせて使うことで、わかりやすく視覚資料を活用したプレゼンをすることができるようになります。

自然と口をついて出てくるまで、何度も練習して本番に備えましょう。

Good luck and see you in the next Lesson!

コメント

タイトルとURLをコピーしました