英語学習にeラーニングが効果的な3つの理由

ノートバソコンで作業する女性 英語学習

eラーニングの効果については以前から議論がなされていましたが、最近はCOVID-19によりオンライン教育が爆発的に普及したことで、さらに大きな注目を集めています。

そんな中、英語学習者のためのオンライン講座やサービスも次々と出てきています。

フォーマルな教室での学習に比べ、便利で値段もお手頃な英語のeラーニング。果たして本当に効果があるのでしょうか?

「英語学習にeラーニングってどうなの?」と思っている方、オンライン講座を受講しようか迷っている方、ぜひ読み進めてみてください。

私は現在はオンラインコースで英語を教えていますが、もともとはクラスルームティーチャーでした。

そのため、教室のメリットを充分に理解しています。

特にペアワークやグループワークを行うことでStudent-centered型のラーニングを簡単に提供できるのは、教室でのレッスンの大きなプラスです。

それでもはっきりと言ってしまいます。

eラーニングには英語学習者にとって教室からは得られないメリットがあります

今日は、その中でも特に重要な次の3つのメリットについて書いていきます。

時間と場所を選ばないから毎日続けやすい

学習者にとってeラーニングの1番の魅力は何と言っても、好きな場所で好きな時に学べることでしょう。

英会話学校に通った場合は当然、レッスンの時間に教室にいる必要があります。レッスンに合わせてその前後のスケジュールも調整しないといけないかもしれません。

でもオンライン講座だったら、朝起きて1番にベッドの中で受けるのもよし。夕食の前にリビングでささっと受けるのもよし。通勤中に電車の中で受けるのもよし。

自分の都合に合ったスケジュール・場所で受講が可能なのは、仕事に家庭に忙しい現代人にとって、とても便利なことです。

と、ここまでは誰もが感覚的にわかると思います。

でも「便利」であること自体がeラーニングの利点なのではありません。  

学習形態が「便利」であることがなぜ重要かというと、いつでも簡単に学びモードに入れる「便利な」環境は、毎日学習を継続して行っていくのに必要不可欠だからです。

何かを身に付けようと思ったら、毎日コツコツ積み重ねて学んでいく必要があります。週に1回やったらおしまい、では足りないのです。

時間と手間をかけて通い、レッスンの時間になってやっと学びのプロセスが開始する教室でのレッスンは、そのプロセスをつくり出すだけで大変なので、どうしても毎日繰り返すことが難しいです。

それに対し、事前にスケジュール調整をする必要もなく、時間ができたとき・気が向いたときにインターネットさえあればささっと受講できるeラーニングでは、簡単に学習活動に入りやすく、毎日継続した学びが実現しやすいのです。

アクティブラーニングをサポート

学ぶ側が主体的に自らのラーニングプロセスに携わるアクティブラーニングは、生徒さんにその気さえあれば、どんな教育環境でも実現可能です。

でもオンライン学習だと、アクティブラーニングがより起きやすいと言えます。

その大きな理由が、学習コンテンツがすべて生徒さんの手の中にある、という事実です。

コンテンツへのアクセスが自由自在なので、まずは、学習者のモチベーションレベルに合わせた学習が可能になります。

たとえばやる気のないときに無理して本を読んでも、字を追っているだけで内容が頭に入ってこないですよね。

逆に「知りたい!」という気持ちが強いときに何か読むと、どんどん頭に入ってくるし、しかも断然楽しい!

eラーニングでは、学習者がやりたい時、モチベーションが出ているときに学習プロセスを開始することができます。

そして大学での授業のように休憩まで50分間無理して講義を聞く必要はなく、集中力が切れたら立ち上がって一呼吸入れたり、今日はやる気が起きないと思ったら次の日にとっておくのもありです。

教室で授業をとっていながら、「すみません、今日はちょっとやる気が出ないのでまた来週」は、ないですよね(笑)。

さらにeラーニングでは学習コンテンツにいつでもアクセスできるので、自分の理解度に合わせた学習が可能になります。

理解できたら次のステップに進むこともできるし、理解できるまでとことん時間をかけて学ぶこともできます。

  • 何か聞き逃したらそこにもう一度戻る。
  • 話が早くてついていけなかったら再生スピードを遅くする。
  • 知らない概念が出てきたら、ポーズボタンを押してその間に自分で調べてみる。
  • わかるまで何度も見直す。

というように、自分がよりよく理解できるよう学習をカスタマイズすることができるのです。

大勢の生徒さんを一度に相手にする教室の授業では、ここまでのカスタマイゼーションは不可能です。

このように、個人のモチベーション・理解度に合わせた学習が可能なeラーニングは、

  • どのような学習の仕方をすると自分の学びを最適化できるのか、
  • 自分がどこまで理解できていて何が足りないのか、
  • どうすれば次のレベルに進めるのか、

など、自身のラーニングプロセスや習熟度をより注意深く見つめる機会を提供してくれます。

その結果、学習者は自分のラーニングにより責任を持つアクティブラーナーとなれるのです。

人の目を気にせず学習できる

eラーニング、特に英語学習におけるeラーニングでのメリットとして何よりも強調したいのがこのポイントです。

英会話学校に通われている方、たくさんいらっしゃいますよね。あなたもそのひとりかもしれません。

でも、そこで外国人の先生と他の生徒さんを前にして、どれだけ実力を出せていると感じますか?100パーセントの力を出し切れていると言えますか?

間違ってはいけないと思い、言えていないことがありませんか?なんとなく恥ずかしいという気持ちのせいで、思いっきり話せていないことはないですか?

私にとってはヨガのクラスがそうです。身体は硬いし、上手く形になっていなくて自信がないから、グループレッスンに行くとなんだか集中できない。なんとなく周りの目が気になる。

だから自宅でお気に入りのYouTubeのヨガのビデオを見ながら、自分のペースでするのが好きです。誰にも見られず、集中して、自分のやりたいように思いっ切りできる。

もちろん英語を身に付けようと思ったら、ある時点で外に出て実際に人とやり取りをすることは必須です。

でも、トレーニングには自宅が最適なんです!

なぜって、周りの目を気にせず、スキルアップに集中できるから。

  • 鏡を見ながら大きく口を動かして話す練習をしたり、
  • 大げさに抑揚やジェスチャーをつけて話してみたり、
  • ダイアログの人物になりきってアウトプットしたり。

「ちゃんとできているかな」という心配や「人にどう思われるかな」という余計な心の中のバリアを取り払って、思いっきり学びモードに浸れるんです。

この「ひとり学びモード」の時間を定期的に持ち、有効活用できる人は伸びます。

これはeラーニングを効果的にする超重要ポイントです。

まとめ

今回は英語学習におけるeラーニングの効果についてお伝えしました。

eラーニングは

  1. 時間と場所を選ばないので継続しやすく、
  2. アクティブラーニングをサポートし、
  3. 人の目を気にせず学びモードに入れる

という、英語学習に不可欠であり、大勢を相手にする教室では実現が難しいポイントを満たしています。

世界中のもっと多くの教育者がeラーニングのメリットを最大限に生かしたコンテンツを届け、もっと多くの生徒さんがそれらのベネフィットを充分に楽しむことができれば、eラーニングはあらゆる分野のラーニングプロセスにおいて、なくてはならない学習形態となっていくことでしょう。

あなたも普段の英語学習にぜひeラーニングを活用してみては?

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